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デイヴィッド・ホックニー展 David Hockney

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ポップで緻密 86歳現役超売れっ子画家 デイヴィッド・ホックニー

今年7月から始まって4ヶ月以上というロングランの展覧会ですが、会期も残すところ僅かとなり、先日仕事帰りにやっと行けたのですが、やはり週末は凄い人でした。

実は、彼を知ったのはミニチュアダックスフンドの絵で、そのペインタリーなタッチと色使いが気に入って画集を持っていましたが、こんなに人気な画家とは知りませんでした。言ってしまえば、私は犬や動物が好きなので、どうしてもそちらに目が行ってしまうのかもしれません。残念ながら、今回はそういう絵はありませんでしたが(一枚だけ白猫の後ろ姿が描いてある絵がありましたが、後ろ姿だけでも素敵でした)、カラフルで巨大でユニークな風景画がたくさん見れました。

70歳を過ぎてから始めたという iPad 作品が沢山あったのも印象的でした。展示では、YoutubeやTick Tock などでよく見るHow to 動画のような描いていく過程の動画を作品のように見せていて、ホックニーらしさというか、印象的でした。

好きな絵、オリジナル(原画)を見に行こう

ホックニーは本人が「何を」描くかよりも「どのように」描くかを大切にしていると言っている通り、絵の描き方というか、技法というか、見せ方への意識が高いように思いました。小さいキャンバスをパズルのように組み合わて一枚の巨大作品にしているところは、まさにそういうことで、彼のスタイルでした。多くの人は、何を描くかに重きを置きがちですから、どのように描くかを大切にしているところが、ホックニーの人気に繋がっているのだろうと思いました。

見せ方が現代的で面白い展示でしたが、私は簡素化した線と色がいいなあと思いながら、うっとり見惚れてきたのでした。やはりオリジナル(原画)はいいです。

ぜひ皆さんも好きな作品の原画を見に足を運んでみてください。絵を描く立場から見ると、また違うところが見えてきたり、こういう絵を描いてみたい!と刺激になったり、必ず新しい発見があるはずです。

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