今回は、一番身近で、学校でも使っているのに、意外とよく知られていない「学童用の水彩絵の具」について書きたいと思います。
絵画教室では現在、アクリルガッシュをメインに使っていますが、実は学校で使っている水彩絵の具にも、とても良いところがたくさんあります。
そこでこれからは、学童用水彩絵の具も、もっと教室で活用していきたいと思っています。
そのため、できれば**「教室専用のパレット」を作って、常に絵の具バッグに入れて持ってきてもらいたい**と考えています。
これまでは、学校で使っているパレットをそのまま教室でも使わせてもらっていました。
ただ、その場合、教室に持ってくるたびに学校から持ち帰ってもらわなければならず、なかなか不便でした。
そこで今回、教室専用のパレットを作っていただくことにしました。
ご準備などでお手数をおかけしますが、ご協力いただければと思います。
学校で使っている水彩絵の具って、どんな絵の具?
水彩絵の具は、大きく分けると「透明水彩」と「不透明水彩(ガッシュ)」があります。
学校の図工や、幼稚園・保育園、ご家庭での工作などでよく使われている水彩絵の具は、一般的なガッシュとは少し違い、子どもが扱いやすいように作られた学童向けの水彩絵の具です。
「半透明水彩」や「学童用不透明水彩」などと呼ばれることもあります。
代表的なものとしては、サクラクレパスの「マット水彩」や、ぺんてるの「エフ水彩」などがあります。
子どもや初心者向けに作られているため、
- 伸びがよい
- 混色しやすい
- 小さな子どもでも扱いやすい
- 手頃な価格で手に入りやすい
という、とても使いやすい絵の具です。
そして、私が特におすすめしたいのが、「パレットに絵の具を固めて使う」という使い方です。
絵の具は、毎回洗わなくても大丈夫!
水彩絵の具は、水で溶かして使うことができます。
そこで、あらかじめパレットに絵の具を出して乾かしておけば、使うときに水を含ませるだけ。
毎回チューブから絵の具を出す必要がなく、パレットをいちいち洗う必要もありません。
上の写真のようにパレットに絵の具を固めておくと、少しずつ使えるので、かなり長持ちします。
しかも、パレットと水さえあれば、思い立ったときにすぐ描き始められる。
この**「いつでも、どこでも、すぐに描ける手軽さ」**が、水彩絵の具の大きな魅力だと思います。
絵の具を無駄なく使えるという点でも、とてもエコロジカルな画材です。
だからこそ、今回、教室専用のパレットを作ることをおすすめしています。
パレット
パレットは、長く使っていくのであればアルミ製がおすすめですが、プラスチック製でも十分使えます。
選ぶときのポイントは、
- 折りたたみ式
- 絵の具を入れるウェル(仕切り)が12~15個程度ある
- 色を混ぜるスペースが広い
このあたりです。
100円ショップのものでも十分使えます。
セリアとダイソーを比べてみたところ、ダイソーのほうが少し大きめだったので、個人的にはダイソーがおすすめです。
絵の具の入れ方
学校で使っている「学童用水彩絵の具」を、パレットのウェルに出していきます。
出す順番は、できれば色相環に沿った順番がおすすめです。
以前、三原色を使ってカラフルな花びらの絵を描いたときの「花びらの色の順番」を参考にしてもらってもいいと思います。
「色相環の順番がよく分からない」という場合は、絵の具の箱のふたの裏などに書いてある、白から始まる色の順番で入れていけば大丈夫です。
あとは、そのまま自然乾燥させれば完成です!
一度作ってしまえば、毎回絵の具を出す手間もなく、すぐに絵を描き始めることができます。
パレットのお手入れ方法
「でも、パレットって汚れないの?」
と思う方もいるかもしれません。
実は、水彩絵の具のパレットは、ピカピカに洗う必要はありません。
広い部分に絵の具が残ってきたら、濡らしたティッシュペーパーや布、雑巾などでサッと拭くだけでOKです。
むしろ、少し色が残っているくらいのほうが、毎回洗うよりも気軽に使えます。
それでも使っているうちに汚れが取れにくくなったり、頑固な汚れが気になったりすることがあります。
そんなときは、消しゴムでこすると、意外ときれいになります。
「パレットをきれいにしたいけど、どうしたらいいの?」という方は、ぜひ一度お試しください。
学校で使っている水彩絵の具は、子どもたちにとって身近な画材です。
だからこそ、学校だけで使うのではなく、しかも学校では教えてくれない絵画教室ならではの効果的な使い方を学びながら「絵を描きたい!」と思ったときに、いつでも使える道具として、もっと身近なものにしていけたらと思っています。


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