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教室では入会時にプレゼントしているアクリルガッシュをメインにその他いろいろな画材を使ってもらっていますが、一番身近で学校でも使っているのに、あまり知られていない水彩絵の具の使い方を改めてご紹介したいと思います。
水彩絵の具は、既に使ってきていますが、こちらで予め水で溶いた状態で使っていたり、固形の状態で売っている固形パレットを使ったりしていたので、自分が持っている水彩絵の具と繋がっていないような気がしていました。学校でも教わらないことなので、きちんとやりたいと思っていました。
今回水彩絵の具の特性を知ってもっと楽しんでもらおうと、今月は希望する生徒さんにそれぞれ絵の具とパレットを持ってきていただき、パレット作りからやっていただいていました。課題の進み具合や本人の希望などでまだやっていない生徒さんもいますが、それぞれ確認して希望があれば、これからも随時やっていこうと思っています。
生徒さんにはそれぞれ説明していましたが、こちらでもお知らせした方がいいかと思いました。遅くなってしまって申し訳ありません。おうちに持って帰って、絵の具が乾燥するまで時間が掛かりますので(夏の今なら一晩くらいで乾きますが)、お家の方のご理解とご協力をお願いいたします。
固まれば、水彩パレットの完成です。
それから、学校で使っているものなので、学校の先生によっては、パレットを毎回洗わようとする先生もいらっしゃるかと思いますが、何か言われた時は「絵画教室で水彩絵の具は、毎回パレットを洗わなくて済むエコな画材と教わりましたので、よろしくお願いします」と連絡帳か何かに書いていただければ、今どき許してもらえると思いますので、ご協力のほどお願いいたします。
中には聞いてくれない学校の先生も居るかもしれませんが、その場合残念ですが、その先生の指示に従って下さい。
水彩絵の具は、本当にエコな画材で、写真のようにパレットに絵の具を固めて使うと、かなり長持ちする画材です。
絵の具を固めたパレットを開けば、いつでもすぐに描き出せるという手軽さもあります。
一方、アクリル絵の具などは、利便性で言えば、その都度紙パレットなどに出さなければいけないし、固まったらもう使えないし、特性上盛って塗ったりもするので、上手くなればなるほど減りは早いです。
水彩絵の具のパレットを綺麗にする方法は、パレットの広い部分を濡らしたテッシュペーパーや布切れ、または雑巾などで拭くだけで大丈夫です。
プラスティックのパレットは汚れがつきやすいので、濡れたものでよく拭いても汚れが取れなくなっていきます。頑固な汚れが気になる場合は、消しゴムで消すと綺麗になりますので、もしよければお試し下さい。
大人の方で水彩で描きたい場合は、値段はある程度しますが、アルミ製のパレットがオススメです。
因みに、学校で使っている文房具コーナーで売っている水彩絵の具のほとんどは、マット水彩というもので、画材屋さんで売っている透明水彩絵の具とは別ものです。
マット水彩絵の具は、価格が手頃で発色も良く、重ね塗りなどが簡単キレイにできるので、子供でもうまく扱える優れものと言える画材です。なので、大人でも充分楽しめますが、透明水彩の表現力豊かな美しい色には敵わないので、興味のある方は絵の具の値段が初めはちょっと高くつきますが、長持ちするので、長い目で見ればお財布にも優しい画材と言えるのではないかと思います。

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